結城末広堂は初代廣亮が和菓子職人としてここ阿波市市場町にに小さな菓子工房を創業したのがその始まり。
地域のみなさまに愛され育てていただき、2023年に創業120年を迎えました。
お菓子は日々の楽しみ。
「慶事やお茶事などの特別なお席でなくても、日々のくらしの中で気づくと手が伸びている…そんなお菓子を作り続けたい」という思いを込めてひとつひとつ丹念に手作りしています。
大切にしていることは、素朴だけれども「上質」であること。
現在の当主・3代目結城敏雅は、美味しいお菓子はまず良い素材選びから始まると考えております。産地を訪ね、その土地に触れ、それぞれのお菓子に合う原料を探し続けております。
そして、お菓子の美味しさは原料の「徳」を生かすことと先代より教わってきました。
お菓子は時代、そして季節とともに変化します。
ひとつひとつの素材と向き合いながら、お客様が喜んでくださるお顔を思い浮かべながら、丁寧に作り上げお届けします。
末広堂のお菓子は保存料を殆ど使用しておりませんので、お日持ちはあまり長くありません。
風味を損なわないよう、なるべくお早めにお召し上がりいただくことをおすすめします。
オンラインショップなどを担当するのは、敏雅の娘・樹里。 私は幼き頃より職人であった祖父、父、そしてお店を切り盛りしていた祖母や母の後ろ姿を見て大きくなりました。食卓にのぼる食材もパンに塗るジャムの代わりはあんこであり、ごはんの代わりはお赤飯やお餅など。そして、私は父の作るお菓子が、子どもの頃からずっと大好きです。
結城末広堂の歴史は私にとっては家族の歴史でもあります。 そんな自分のアイデンティティーとして深く深く存在するもの、そして明治から令和へとこれまで繋いでくれた歴史にリスペクトを払いつつ、ワインエキスパート、チーズプロフェッショナルという自身の特性を生かしたものを和菓子にプラスし何か形にできないかを日々、模索しております。
四国には「お接待」という文化が根付いています。
「お接待」とはお遍路さんに対してお菓子や飲み物などを無償で施すこと。
結城末広堂は弘法大師様が開創された四国八十八か所霊場巡礼の十番さん「切幡寺」と十一番さん「藤井寺」の間のへんろ道に位置しており、お店にお立ち寄りいただいたお遍路さんにはお接待をさせていただいております。
暑い日も寒い日もそして雨の日も、様々な願いとともに心の修行を重ねる旅は今も変わらず存在しています。
私どもが出来る事はささやかではありますが、お遍路さんへのエールを込めて「あまいもん」を提供させていただいております。
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